なぜ、保障の確認(保障の見直し)が必要なのでしょうか?
以前から入っているままではいけないのでしょうか?
その理由は3つあります。
1. 環境の変化ー生活スタイルが変化すれば必要なものも変わるー
成人してからのライフスタイルを例にとりあげてみます。就職、引越し、結婚、出産、転職、子供の自立、退職、離婚など生活環境は変わるものですよね。生活環境が変わると必要なものがでてきたり、不必要なものが出てきます。
例えば独身のときと結婚して子供ができたときを比べてみると、子供ができるとおむつやベビーカーなど、必要なものは必然的に増えますよね。
保険も同じように考えて頂きたいと思います。
1つの例として子供が生まれると教育資金の準備やもしものときのための備えが必要になるなど、環境の変化によって必要な保障をその都度見直すことが大変重要になってくるのです。
2. 商品の変化ー技術の進歩や時代のニーズにあわせて、新商品が登場ー
携帯電話を例に考えますと、1985年には重さ約3kgでしたが、現在では約130gになっていますし、機能も電話だけでなく、メール・カメラ・ゲーム・GPSなどできるように進歩しています。
では、生命保険はどうでしょうか?
やはり、時代のニーズによって様々な商品や特約が発売されました。
例えば、医療保険では、給付金を受け取るのに「日帰り入院」や「1泊2日入院」でも対象になりました。(2000年頃から。数年前の単品の医療保険では8日以上入院しないと給付金の対象にならない商品もありました。)
ガン保険は、死亡保険金が大きい保障でしたが、現在は診断給付金の保障が大きくなりました。(昔と違い、ガンは早期発見ですと、治る確率が高くなってきておりガン治療に備えるため。)
3. お金の価値の変化ー20年・30年経つとお金の価値は大きく変わるー
物の値段は変化します。
雑誌を例にしますとnon-noは1971年創刊号のときは190円でしたが、2014年では650円します。週刊少年ジャンプは、1969年には90円でしたが、2014年では255円します。また、雑誌以外でもコーヒーは、1980年には約240円でしたが、2010年では約380円します。
また、逆に最近では1,000円を切る価格で販売されているジーンズのように安くなっているものもあります。
つまり、お金の価値は変化し、生活するために必要な金額は変化していきます。そのため以前に加入した保険の保障金額がそのままの方は、保障金額が適正かどうかの確認が必要です。
生命保険は長く払い続けるものですので、マンションや家に次ぐ大きな買い物と言われています。
常に目的やニーズに合ったものにするためには、機会を見て保障の確認を行うことが重要です。